開いた絵本の見本と色見本、紙見本、見積もりのメモ

この記事の要点

完成までの期間は原稿の状態や修正で変わります。お手軽出版ドットコムの完成目安は、著者校正が終わってから約30日です。お話や原画の制作、校正に使う時間、受け取りまでを別に見込みましょう。

お話と原画をそろえ、ページの順番を決めます

最初に、誰に読んでほしい絵本か、いつどこで渡したいかをまとめます。お話だけできている場合と、原画まで仕上がっている場合では、必要な作業が違います。まだ絵がないときも、どこまで自分で作り、何を依頼したいかを整理できます。

原画と文章には対応するページを記し、読む順序を確認します。扉や奥付を入れる位置、見開きで見せたい場面、表紙に使う絵も考えます。ページ割りメーカーで全体を見渡し、小さな見本をめくって確かめましょう。

共作やイラスト依頼の場合は、作者名の表記と利用範囲を先に合意します。賞への応募を予定しているなら、公開や自費出版の前に応募条件も確かめます。完成後に気づくと、選べる応募先が変わる場合があります。

見積もりと申し込みでは仕様と担当範囲を確認します

見積もりには、判型、本文ページ数、部数、製本、カラーの範囲、販売の希望を伝えます。原画のスキャニング、本文のレイアウト、表紙デザインなども、誰が担当するかを明らかにします。

仕様が決まらない場合は、候補を示して相談します。金額だけで決めず、色の確認方法や原画の扱い、納品先も確認しましょう。合意した仕様と費用、支払い条件、予定を見てから申し込みます。

希望日があるときは、最初の相談で「完成していてほしい日」と「手元に必要な日」を伝えます。印刷終了と受け取りは同じではありません。園やイベントへ直接納品する場合は、受け取りを担当する人も決めておきます。

入稿では原画・文章・配置の指示をまとめて渡します

入稿とは、本を作るための原稿を依頼先へ渡すことです。手描きの場合は、原画と文章、配置の希望を対応させます。原画の番号と指示の番号をそろえると、似た場面の取り違えを防ぎやすくなります。

原画を送る前に、保護する方法、送り先、返却方法を確認します。データの場合は、ファイルが開くか、文字が正しく表示されるか、仕上がりの大きさで絵が粗くないかを点検します。後から送る修正版は、古い原稿とどちらが最新か分かる名前にします。

原画に直接文字を書き込む前に、文字を別に配置するかを決めます。入稿前チェックリストで、ページ順、塗り足し、権利の確認、作者名などを点検してから渡すと、校正を進めやすくなります。

著者校正で文字・絵・ページ順を確認します

著者校正は、著者が印刷前の内容を確認し、直したい箇所を指示する作業です。お手軽出版ドットコムでは「本文の著者校正は何度でも無料(紙の校正刷りは有料)」と案内しています。画面での確認と紙の校正刷りを区別して予定を立てます。

文章の誤字だけでなく、絵と文の組み合わせ、見開きの左右、ノドに隠れる部分、文字の大きさを見ます。実際に声に出して読むと、ページをめくる間や言いにくい文にも気づきやすくなります。

修正指示は、該当ページ、直す場所、修正後の内容をまとめます。家族や共作者から意見をもらう場合も、窓口を決めて整理します。確認を重ねるほど、そのための日程が必要です。著者が返答する日も含めて予定を立てましょう。

色校正を希望する場合は印刷前に確認します

色校正は任意で検討する工程です。紙の校正刷りはプリンター出力なので、本番の色を見るための本色校とは違います。色の再現を重視する場面があれば、見積もりの段階で確認方法と費用を相談します。

本色校などを見た後に色を直す場合は、再確認に必要な作業と予定も確かめます。文字の修正と色の調整を終え、どの原稿で印刷するかを著者と担当者で共有してから印刷へ進みます。

確認済みの原稿は、ページ順やファイル名を含めて控えを残します。印刷に進める連絡をした後で変更したい点が出た場合は、まず進行状況を担当者へ確認してください。

記念日から逆算するときは校正前の時間も見込みます

完成目安は「著者校正の終了後、約30日で完成」です。申し込みや入稿からの期間ではありません。誕生日、入園、記念日に間に合わせたい場合は、原画制作、レイアウト、著者校正、任意の色校正にも時間が必要です。

例えば、入園時に渡す計画なら、配る日より前に受け取りと内容確認の時間を置き、そこから印刷の目安を戻して校正終了の時期を相談します。さらに前に原画の完成と入稿を置きます。これは期間を考える順番の例で、納期の約束ではありません。

修正の量や製本仕様によって予定は変わります。出版の流れを確認し、担当者と実際の日程を決めましょう。届いたら冊数や本の状態を確認し、配布や発送へ進めます。

出典・参考

自分の仕様で、費用を確かめる

自動見積もりは出版タイプ「絵・写真中心の本」を選ぶ。原画の取り込みやレイアウトの依頼範囲も合わせて相談できます。